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ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~vol.6

2017.07.08

【海のワイン】

皆さま、こんにちは!
もう夏ですね☆

 

夏と言えば海でしょうか?それとも山ですか?^^
イタリアも日本と同じように南北に長く、中央に山脈があり、地方性が非常に豊かですよね。

 

そんなわけで、ワインにも「海のワイン」と「山のワイン」があるのです♪

 

・イタリアワインの地方性

 

イタリアはかつて「ワインの大地」と呼ばれ、その土地の多くがブドウ栽培に適していまして、20ある州の全てでワインが造られています。
そのため、お料理ももちろんですが、ワインにも地方色があるのです♪

 

今回はそんなイタリアワインの地域性についてのお話です◎

 

・海のワイン
さて、本題ですが、「海のワイン」と言われるとどのようなワインを想像されるのでしょうか?

 

もちろん、海水の中でブドウが育ったりワインが熟成したり、という意味ではなく。 ←当たり前ですね^^;
「ブドウ畑が海に近いエリアのワイン」といったニュアンスです◎
で、そのような海の近くの畑ですと、海風をブドウがいっぱい浴びるわけですね。

 

分かりやすいのが、シチリアの南海岸沿いです。

 

ここはアフリカから地中海を越えて吹き付けるシロッコの影響がかなり出てきます。

 

また、ほかにはサルデーニァやプーリァ、マルケの沿岸部。
具体的には、シチリアの「ネロダーヴォラ」やマルケの「ヴェルディッキオ」。
これらの品種には潮の香りが感じられるものがあります。
と、同時に海塩のようなミネラル感も感じられます。

 

これは風だけでなく、そもそも畑の砂が大昔は海であり、塩分を含んでいることも要因のひとつです。

 

さて、ワインがそうなるとお料理も自然と海産物との相性が良くなってくるわけですね。

 

すっきりタイプの「ヴェルディッキオ」のような白ワインですと、シンプルにお魚のカルパッチョやスパゲッティボンゴレビアンコによく合いますね^^

 

赤ワインの「ネロダーヴォラ」なら、同じ海産物でも赤いお料理に合わせていきましょう◎

 

例えば、マグロ。カルパッチョでも、お刺身でもいけると思います

 

お刺身の場合は、お醤油はいいんですが、ワサビは控えめの方がいいでしょう。
ちなみに、「ネロダーヴォラ」の産地シチリアでもマグロはよく食べられます♪

他にもサバ等の青魚で、脂の乗ったもの。
この脂をタンニンが甘味に変えてくれるのです☆
…これは、以前も書いていましたね。

 

さてさて、お料理との相性はそんな感じですが、総じて海のワインはふんわりと優しい印象のものが多いんです☆

 

特に日本食は海産物が多いと思いますので、日常の食卓にはこういったワインがよく合うのではないでしょうか^^

 

・山のワイン

 

さて、海のワインに対して「山のワイン」ですが、そろそろ長くなってきましたので、これはまた次回書いていこうと思います☆

 

それでは皆さま、良いワインライフを♪

 

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