【海のワイン】
皆さま、こんにちは!
もう夏ですね☆
夏と言えば海でしょうか?それとも山ですか?^^
イタリアも日本と同じように南北に長く、中央に山脈があり、地方 性が非常に豊かですよね。
そんなわけで、ワインにも「海のワイン」と「山のワイン」がある のです♪
・イタリアワインの地方性
イタリアはかつて「ワインの大地」と呼ばれ、その土地の多くがブ ドウ栽培に適していまして、20ある州の全てでワインが造られて います。
そのため、お料理ももちろんですが、ワインにも地方色があるので す♪
今回はそんなイタリアワインの地域性についてのお話です◎
・海のワイン
さて、本題ですが、「海のワイン」と言われるとどのようなワイン を想像されるのでしょうか?
もちろん、海水の中でブドウが育ったりワインが熟成したり、とい う意味ではなく。 ←当たり前ですね^^;
「ブドウ畑が海に近いエリアのワイン」といったニュアンスです◎
で、そのような海の近くの畑ですと、海風をブドウがいっぱい浴び るわけですね。
分かりやすいのが、シチリアの南海岸沿いです。
ここはアフリカから地中海を越えて吹き付けるシロッコの影響がか なり出てきます。
また、ほかにはサルデーニァやプーリァ、マルケの沿岸部。
具体的には、シチリアの「ネロダーヴォラ」やマルケの「ヴェルデ ィッキオ」。
と、同時に海塩のようなミネラル感も感じられます。
これは風だけでなく、そもそも畑の砂が大昔は海であり、 塩分を含んでいることも要因のひとつです。
さて、ワインがそうなるとお料理も自然と海産物との相性が良くな ってくるわけですね。
すっきりタイプの「ヴェルディッキオ」のような白ワインですと、 シンプルにお魚のカルパッチョやスパゲッティボンゴレビアンコに よく合いますね^^
赤ワインの「ネロダーヴォラ」なら、同じ海産物でも赤いお料理に 合わせていきましょう◎
例えば、マグロ。カルパッチョでも、お刺身でもいけると思います ☆
お刺身の場合は、お醤油はいいんですが、ワサビは控えめの方がい いでしょう。
ちなみに、「ネロダーヴォラ」の産地シチリアでもマグロはよく食 べられます♪
他にもサバ等の青魚で、脂の乗ったもの。
この脂をタンニンが甘味に変えてくれるのです☆
…これは、以前も書いていましたね。
さてさて、お料理との相性はそんな感じですが、 総じて海のワインはふんわりと優しい印象のものが多いんです☆
特に日本食は海産物が多いと思いますので、 日常の食卓にはこういったワインがよく合うのではないでしょうか ^^
・山のワイン
さて、海のワインに対して「山のワイン」ですが、 そろそろ長くなってきましたので、 これはまた次回書いていこうと思います☆
それでは皆さま、良いワインライフを♪